居合道の紹介
居合とは刀を収めた状態から素早く切り付けたり納刀したりする剣法のことです。 武田流中村派では居合の試合を導入し成功を収めています。 また試合だけではなく古流型も合わせて稽古しますので、多岐にわたる居合の技術を身に付けることが出来ます。
組抜刀試合(くみばっとうしあい)
実戦間合で切り合うと本当に相手に当ってしまうので、間合を刀の当らない遠い間合にして互いに切り合うという試合です。 納刀と抜刀の速さと正確性の違いが明確に出るので、型には無い面白さがあります。
試合の内容は納刀してから切り合う納刀試合、三刀のうち二刀目までを指定されて切り及びその受けを行う指定専攻型試合、 納刀した状態から素早く切り合う抜刀試合の3つを組み合わせて計7本勝負で行います。 速く正確に切れるか、タイミングよく受けられるか、実戦間合を想定し理に適っているかどうかで勝敗の判定をします。
抜刀斬り試合(ばっとうぎりしあい)
真剣で実際に巻き藁を切る試合です。指定時間内に指定の方法で切るもので、 一回戦は一刀毎に納刀して計二刀、二回戦は連続して計二刀、三回戦は連続して計三刀切ります。 巻き藁が良い角度で切られているか、切られた長さが均等か、綺麗に納刀できているかなどで勝敗を判定します。
実際に切るのでかなりの迫力がありますし、文字通り目に見えて勝敗が分かるので、 とても分かりやすく見応えのある試合です。
自由型試合(じゆうかたしあい)
二人一組が一定時間の間に創意工夫を加え作り上げた「型」を演武する形式の試合です。
それぞれの技の正確性、力強さと速さ、実践的合理性などが採点の基準となり、 公式戦では22~25秒という既定時間の中で攻防が繰り広げられます。
既定型試合(きていかたしあい)
三人一組で行い、三人が同じ動作を揃え、居合道試合既定に定められた技を 1分30秒~40秒の間に演武し審判の採点により優劣を競う試合です。
自由形と同じく技の正確性、力強さと速さ、実践的合理性などが採点の基準となり、 三人の息の揃った演武は非常に優美で見ごたえのあるものとなります。
- 2009-09-22 (火) 21:49